ニースから車で巡る南仏の町々 まずはレンタカーを借りる

公共交通機関でも旅行は勿論可能ですが、筆者はニースからレンタカーを借りて南仏の小さな町々を巡ったこともありました。(実際には筆者自身が運転した訳ではなく、同行者が運転してくれているのですが。)
慣れない土地での車の運転は気を遣うことが多いのでハードルが高いかも知れませんが、情報として記載しておくことにしました。

レンタカーを借りるにあたり、日本出発前に必要な手続きなど

国際運転免許証(国外運転免許証)の取得

日本国内で運転免許証を持っていることが前提となりますが、各都道府県の警察署の運転免許課、あるいは運転免許試験場、運転免許更新センターにて、国際運転免許証(国外運転免許証)を取得することができます。(基本的に、本人自身での申請が必要になります。)
申請の際には、下記の書類が必要になります。警視庁のホームページはこちら
-運転免許証
-写真1枚(縦5センチ×横4センチ、6カ月以内に撮影のもの、無帽、正面、上三分身、無背景、枠なし)
-パスポート等渡航を証明する書類
-古い国外運転免許証を持っている方は、その国外運転免許証

国外運転免許証の有効期限は、発行から1年間以内となり、発行手数料は2,350円(2020年6月現在)となっています。
また、国外運転免許証はジュネーブ条約締結国において有効なので取得前に警視庁のホームページで確認しておくとよいでしょう。

現地で運転するレンタカーの予約

ヨーロッパでレンタカーを借りる予定の場合、筆者は事前に日本から予約をしていくようにしています。ヨーロッパではマニュアル車が多く、オートマチック車の数が圧倒的に少ないので、オートマチック車を希望する場合には、予め予約して確保しておく方が安心です。
ただでさえ知らない土地での運転で気を遣うことが多いので、なるべくストレスは少なくしておきたいですしね。

筆者はJALのマイレージバンク会員向けの優待があったりすることもあり、割とよくAVISレンタカーを利用していますが、エクスペディアや楽天トラベル海外レンタカー予約などのサイト通じて、複数のレンタカー会社の値段を比較することもできるので、比較の際に上手に利用したいところです。

ニースでレンタカーを借りた際は、AVISレンタカーの場合には市内の営業所が幾つかありました。(ニース空港、ニース駅近くの営業所、マセナ広場近くの営業所) 筆者はマセナ広場の近くに宿泊していたので、マセナ広場のすぐ横にある営業所でレンタカーを借りられるように予め予約をしていきました。

Wi-Fiのモバイルルーターを日本からレンタルして持参する

海外旅行に行く際、ホテル内ではWi-Fiが使えるところが殆どですが、車での移動中や町中の散策中に、調べ事をしたり地図でルートを確認したり、インターネットを利用したくなる場面が多々あります。現地でレンタカーの利用をする予定の場合には特に、日本からレンタルWi-Fiを持参するようにしています。日本のレンタカーのようにカーナビが標準装備でなかったりすることも多いので(カーナビをオプションで付けると、別料金で一日あたり千円程度かかることもあるので)、安心の為にも、Wi-Fiをレンタルして現地でGOOGLE MAPなどでナビを利用できるようにしています。筆者はよくGLOBAL WiFiなどを事前にレンタル予約しておいて日本の空港でピックアップして現地に持参しています。格安海外WiFiレンタルの【グローバルWiFi】

フランスをレンタカーで旅する時に注意したいこと

現地の交通ルールを確認

海外をレンタカーで旅行する際には、事前に交通ルールや標識などに関しての知識を身につけておく必要があります。
在フランス日本国大使館のホームページなどで、現地の交通法規を確認することができます。

フランスの高速道路

フランスの高速道路は、山間部の無料代替えルートがない地域を除き、殆ど(高速道路全体の約80%)が有料区間になっています。
日本のETCのようなシステムがあり、Telepeage(テレペアージュ) ‘‘Liber-t’’というのがそれにあたります。高速道路の料金所では、オレンジ色で‘‘’’のマークが表示されているのがETCゾーンの印です。レンタカーを利用する際には、料金所では現金支払いか、クレジットカード支払いになることが多いと思うので、単体で’’’’と書かれているレーンは避ける必要があります。必ず、現金(紙幣とコインの絵が書いてあることが多い)のマークが書いてあるレーンに並ぶようにしましょう。クレジットカードの利用も可能ではありますが、場所により高速道路の運営会社が異なっているようで、カードの種類によってはクレジットカード利用ができないレーンも多々ありました。後続車がいるとかなり焦ってしまい心臓に悪いので、フランスの高速道路では「現金場払いをするもの」と思っておいた方がよさそうです。
フランスの高速道路会社のサイトでは、利用できるカードに関する記載が載っています。(記載されていても実際には利用できなかったりする場合もあるので注意が必要です。)

助手席から撮った切り立った南仏の岩山
セザンヌの描いたヴィクトワール山:車窓より

まとめ

フランスでレンタカーを借りる場合には、現地で運転に集中できるようにするため、レンタカー予約や現地の交通ルールや標識の確認、高速道路を含む走る道路の下調べなど、できる限り事前に準備をしておくと良いと思います。
また、現地でカーナビなどのツールを利用できるよう、なるべくストレスなく運転ができる環境を事前に整えてて出発できるとよいですね。
上手に車を利用することで現地での可動域が広がり、時間を気にせず小さな町に立ち寄ったり、町から少し離れた田舎のホテルなどにも宿泊することもでき、車の旅ならではの旅行ができると思います。

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