イタリアン・リビエラを抜けて南仏ニースへ&ホテル選び

別項で、ヴェネチアとフィレンツェを家族で訪問した際の旅行記を書きましたが、実はその旅には続きがありました。

フィレンツェの訪問の後、専用車をチャーターしてフィレンツェからリグリア海岸へ抜けてニースへと移動しました。
リグリア海に面した海岸線には、ジェノバやサン・レモ、ポルトフィーノやチンクエテッレの村々など、じっくりと訪れたい魅力的な町々が点在していますが、今回は時間がないので海岸線のドライブだけです。
リグリア海岸はフランスのコートダジュールへと続きます。この一帯は、イタリア側はイタリアン・リヴィエラ、フランス側はフレンチ・リヴィエラとも呼ばれ、風光明媚なリゾート地となっていますが、今回はランチで立ち寄ったジェノバに近いレッコ(RECCO)のレストランがとても良かったのでご紹介します。またニースで選んだホテルも記載します。

フィレンツェ~ニース リグリア海岸沿いを走る約430キロのドライブ

フィレンツェから西へ。ルッカ(LUCCA)やヴィアレッジョ(VIAREGGIO)を抜け、ジェノバ方向へと移動します。フィレンツェ~ジェノバまでは約230キロで、お手洗いストップなどを含めて約3時間の移動です。ちょうど、お昼時なのでランチをこの周辺で、と思っていたところ、ドライバーさんのおすすめもあって、今回はジェノバの30キロほど手前にあるレッコ(RECCO)の町で食事を取ることにしました。レッコ近くで高速道路を降りて海にひらけた町へ入ります。
ここでは、写真ストップを兼ねて海辺も歩いてみました。リグリア海岸周辺の町の中でも、ここは日本ではほとんど知られていない町ですが、地元の方々がのんびり海水浴や日光浴を楽しんでいる姿が印象的で、いわゆる一般的な観光地とは違った本来の町の様子を感じることができました。

砂浜でくつろぐ人々

リグリア海を臨む穴場のレッコのレストラン「Ristorante La Baita」

ドライバーさんのお勧めでランチを取るために訪れたレストランでしたが、「本当にこんなところにあるの?」と不安になるくらい細い山道を上がった先にありました!
高台の上にあるこのレストランは、海側が一面窓になっていて開放感があり、風通しの良さと眼下に広がる眺めは最高で、「あぁ、やっぱり旅はいいなぁ」と、旅先で秘密の場所を発見したような、幸せな気持ちになるレストランでした。
地元を知っている人だからこそ教えてもらえたレストランで、自分ひとりでは見つけられなかったお店だったので、この日のドライバーさんとの出会いに感謝せずにはいられませんでした。
実際に食べたものは、前菜やレストラン自家製の手打ちパスタ(ジェノベーゼソースのパスタや、詰め物のパスタ、胡桃ソースのパスタやトマトソースのパスタなど)など、注文しすぎて最後は満腹になりすぎました。。どれも、いかにも地元らしいパスタで、イタリアの田舎の良さを再確認しました。
すっかりレッコが気に入ってしまいましたが、ここからニースまでは約230キロ。お手洗い休憩を一度挟んで、3時間半弱でニースに到着しました。

あとで調べてみたら、レストランのホームページもありました。(※営業時間は時期と曜日により異なるので要確認です)
Ristorante La Baita
住所:Via Alpini d`Itaria 8 loc.Collodari , Recco

高台にあるレストランの入口
大きな窓から海と町が一望できる
こんな感じの眺めです
手打ちの太麺パスタにジェノベーゼソース

ニースで連泊。便利なマセナ広場近くでホテルを選ぶ。

ニースでも、「観光に便利で、徒歩でも色々回りやすい場所」を基準にホテルを選びました。プロムナード・ザングレの海岸沿いや、ニースの国鉄駅の周辺にもホテルはありますが、個人的にはマセナ広場周辺のホテルが便利だと思っています。(実際、プロムナード・ザングレ沿いには、5ツ星の高級ホテルなども並んでいます)

そのため、今回は、マセナ広場のすぐそばにあり広場から続くプロムナード沿面したホテルを選びました。

ASTON LA SCALA (アストン・ラ・スカラ) 4★
マセナ広場のすぐ近くにあり、ホテルの目の前はマセナ広場から続くプロムナードになっています。中心部の散策や海辺の散策、サレヤ広場でのマルシェの訪問や旧市街の散策にも便利です。
アメリカンタイプのお部屋は広くはありませんが、設備も整っていて快適で、プロムナードに面したお部屋の場合、窓から広場の景色を眺めることもできます。
ホテルの最上階にはルーフトップテラス(小さなプールもあります)とバーがあり、街並みや海を眺めることもできます。

プロムナードから見たホテル
ホテルのルーフトップからの眺め

マセナ広場周辺だと、他には、下記のホテルなどもあります。

LE MERIDIAN NICE HOTEL (メリディアン・ニース・ホテル)4★
マセナ広場から続くアルベール1世庭園に面し、海に面したプロムナード・ザングレ沿いに位置しています。お値段はやはり高めになりますが、マリオットホテルグループということもあり安心感があります。

庭園と海に面したメリディアンホテル

HOTEL PLAZA NICE HOTEL (ホテル・プラザ・ニース) 4★
2020年の秋まで、改装工事で閉館中ですが、マセナ広場のすぐそばに面していて、元々立地の良いホテルです。改装を終えて営業が再開するのが待ち遠しいホテルです。

番外編:好みは分かれると思いますが、「一人旅」の時に利用したホテルで、下記のプチホテルもなかなか良かったです。

LES SUITES MASSENA NICE (スィート・マセナ)
マセナ広場に面したB&Bです。以前、冬に一人でニースを訪れた際に宿泊しましたが、立地が良いのとオフシーズンには値段もリーズナブルだった為、利用しました。館内にはエレベーターはありません。(宿泊者の受付デスク自体が2階にあるので、スーツケースを持って階段を上がらなくてはなりません。)
朝食は、コンチネンタル朝食ですがお部屋まで運んできてくれます。(レストランはありません。)
宿泊した際は、バスタブ付き、かつマセナ広場に面した部屋のタイプを選んだので、窓からの眺めも楽しめ、散策などにもとても便利でした。
ただし、前置きで「一人旅の時に」と書いたのは、バスタブが部屋の中にあったり、シャワーが部屋の中にあるタイプの部屋が多く、一人旅だと気になりませんが、二人旅などの場合には、シャワーやお風呂の時間も同室の方に丸見えになってしまうので、このホテルを利用できるシチュエーションは限られると思います。。

ホテルの室内
バスタブは部屋の中にありました。。
朝食はお部屋に運ばれてきます。
部屋の窓からはマセナ広場が一望

もし、またニースに行く機会があれば、、泊まってみたいホテル
HOTEL PALAIS SALEYA (ホテル・パレ・サレヤ) 4★

旧市街のサレヤ広場近くにあるホテルで、アパルトマンタイプの部屋もあります。(家族での宿泊などにもお勧めだと思います。)
旧市街にはレストランなども多くあるので、食事にも困らないのと、滞在日数が長いのであればアパルトマンタイプの部屋も、部屋選びの候補にするのも良いと思います。

まとめ

ニースでのホテル選びには、観光の目的や滞在中に行きたい場所など、その旅の目的に合わせてホテルを選ぶと良いと思います。町中にはトラムや路線バスなども走っているので、ホテルを起点に公共交通機関もうまく利用しながら観光を楽しみましょう。
ホテルは季節や曜日によっても値段が異なるので、ホテルの直接のウェブサイトやホテルの比較サイトなども上手に利用しながら、ご自身の希望に合ったホテルを選びたいですね。

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