フィレンツェの5星ホテル ヘルヴェチア&ブリストルを紹介

フィレンツェで選んだホテル ヘルヴェチア&ブリストルの魅力

今回、フィレンツェの滞在で選んだホテルは旧市街の中心部、共和国広場の近くにあり、ウフィツィ美術館や大聖堂などにも近いヘルヴェチア&ブリストル(HELVETIA&BRISTOL)です。
ラグジュアリーホテルの加盟が多い、「リーディングホテルズ(LHW)」のメンバーでもあるホテルです。(同時に、フィレンツェに本拠地を置くイタリアの高級独立系ホテルチェーン「スターホテルズ(STARHOTELS)」のメンバーでもあります。)
この周辺やサンタマリア・ノヴェラ駅の近くには沢山のホテルがあり選択肢も多いのですが、今回は前々から泊まってみたかったホテルだったこともあり、最終的に、ここに決めました。

ホテルの正面入口

ホテルを選んだ理由1:街の中心部を散策するのに抜群の立地

ヘルヴェチア&ブリストルホテルは、レプブリカ広場とトルナブオーニ広場の間に位置していて、大聖堂やシニョーリア広場、ウフィツィ美術館も徒歩ですぐ、という抜群の立地です。ホテルを起点に美術館見学や中心部の散策を存分に楽しめるホテルでした。また、中心部にありながらホテルの目の前の路地はさほど広くなく、車の往来も少ない静かな環境も魅力でした。

ホテルを選んだ理由2:4名利用可のファミリールームがある

中心部の4ツ星以上のホテルになるとシーズンにもよりますが、お値段はどうしても上がってしまいます。4名での旅行の場合、2室の利用が一般的ですが、今回は身内4人での旅行だったので、全員で宿泊することができるファミリールームがあったことも、このホテルを選んだ理由でした。
実際に宿泊した部屋は、デュプレックスタイプ(メゾネットタイプ)のお部屋で、両親は1階のベッドを、筆者と叔母は2階のベッドを利用しました(バスルームもそれぞれの階にありました)。4名で1室利用と考えると、ホテル自体はお値段が高めですが、2室取るよりは少し値段を抑えられたと思います。

暖炉のあるロビースペース
ホテルの朝食レストラン
デュプレックスタイプの部屋(1階)
2階部分のベッドルーム

ホテルを選んだ理由3:車椅子での利用も可能だったこと

今回の旅行は車椅子利用の母親を案内しての旅だったこともあり、「車椅子での利用に不便がないこと」が元々のホテル選定の基準でした。(事前に車椅子を利用している旨はホテルに伝え、宿泊する際に支障がないかを確認したうえで部屋を予約しています。)
宿泊したファミリールームは1階と2階にそれぞれバスルームとトイレがあり、1階のバスルームは広めでハンディキャップがある方でも利用しやすいシャワータイプでした。
また、ホテルの館内では玄関入口の段差以外は、部屋までの同線上に気になる段差はありませんでした。玄関の段差は、出入りの度にドアマンがスロープを渡してくれたので、介助者が1名いれば問題ありませんでした。その他、クラシックなホテルなのでエレベーターのサイズは小さいですが、利用上の問題は特にありません。

ホテルを選んだ理由4:周辺に多くの飲食店があったこと

到着した日は疲れもあって、外のレストランに出かける気にならず、ホテル内のレストランで軽食をとりましたが、それ以外は、地元のレストランに食事に出かけました。ホテルの周囲にも多くのレストランがあり、お食事にも困りません。
夕食前のひと時にはレプブリカ広場にある飲食店で、「アペリティーボ(APERITIVO)」の時間も楽しむことができました。
「アペリティーボ」とは「食前酒」の意味ですが、実際には、イタリアの習慣で「食事の前に軽食を食べながらお酒やお喋りを楽しむ時間」です。広場沿いのいくつものお店が、6時前後に「アペリティーボ」の看板を出しています。筆者はそのうちの1軒に入りましたが、アルコール1杯と生ハムや前菜などを簡易ビュッフェから自由にとることができ、とてもお得でした。このアペリティーボは、たまたま父とホテルから散歩に出かけた際に夕涼みがてらフラっと立ち寄りましたが、今となっては父との良い旅の思い出です。

レプブリカ広場を回廊から眺める

まとめ:実際に宿泊してみた感想

今回宿泊したヘルヴェチア&ブリストルホテルは、元々いつか泊まってみたいと思っていたことと、知人のおすすめもあって選んだホテルでした。車椅子での利用やファミリー利用、などの様々な諸条件に合いとても幸運だったと思っています。
こぢんまりとしたレセプションに、それほど広くないロビー、朝食会場も決して広くはありませんが、とても居心地が良く、老舗らしい上品な雰囲気と長年手入れされた調度品など、髄所に上質さを感じるホテルでした。「また機会があったらここに泊まりたい!」と思う、とっておきのホテルでした。

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